INTERVIEW

海運ビジネスは「人のビジネス」。
顧客に選ばれ、信頼される
「人間力」を磨きたい。

蜷川 秀博

中古船営業部
2011年1月入社

Career

前職

接客業

2011年1月
入社。用船・運航第2部(現運航第3部)
2013年5月
在シンガポール、OMCS研修生として半年間研修
2013年11月
CCD(現用船営業部)
2016年3月
アジア・大洋州三井物産
2018年9月
中古船営業部

東洋船舶に転職した理由を教えてください。

新卒時は、高校時代に3年間ニュージーランドに留学して磨いた英語力を接客に活用したいと思い就職活動を行っていました。実際に接客業で現場業務を経験したのですが、経験を重ねるうちに短期的な接客ではなく長期的に海外顧客と携われる仕事をしたいと思うようになり、東洋船舶に転職しました。三井物産の100%子会社であること、日常的に英語スキルが求められる業務であることが入社を決意した理由です。それまで海運業界での経験はなく、ビジネスについても全くの素人でしたので、採用が決まったときには驚きましたね。入社してみると、もちろん日々知識の習得は必要不可欠ですが、周囲のバックアップがしっかりしており、未経験者でも確実に成長できる風土、体制が整っていることが実感できました。

未経験からどのように
キャリアを重ねてきたのでしょうか?

最初に配属されたのは運航部門です。業務内容は、船主様と用船者様の間に立ち、船舶の運航に関わる諸問題を解決すること。航海で発生するさまざまなトラブルでは、船主様と用船者様で利害が相反するのが常ですが、双方が納得できる合意点を探るのが腕の見せどころです。海運が「人のビジネス」だと肌で知ったのがこの時ですね。その後、シンガポールでの半年の船舶保有業務実務研修を経て、CCD、現在の用船営業部に異動しました。用船営業は担当する船舶のチャーター先を獲得する仕事です。国内で用船営業の経験を重ねた後、シンガポールのアジア・大洋州三井物産でも用船営業に従事。シンガポールの顧客と日本の顧客を結ぶ架け橋も担っていました。現在は中古船営業部で在京、在広島顧客の売買船窓口を担当し中古船売買の仲介役を担っています。また、これまでのキャリアを活かして、用船営業部や運航部と中古船部での連携強化や、ファイナンス要素を取り入れた売買船案件の構築を行うチームのリーダーを務めています。

海運ビジネスはなぜ「人のビジネス」と
呼ばれるのでしょうか?

知識や経験も当然重要ですが、最後は「人」が決め手となる場面が多いからでしょうか。たとえば運航サポートで船主様と用船者様の言い分が対立した場合「蜷川が言うのなら納得しようか」と思って頂けるかどうか。中古船営業でも「同じ条件なら蜷川から買おう(売ろう)」と言ってもらえるかどうかが勝敗を分けるのです。交渉事をきちんとまとめる、書類を正しく整えるのは当たり前。そのうえで「こいつになら任せてもいい」と思わせる何かが必要なのです。それは、話していると面白いとか、不器用だけど憎めないとか、きわめて抽象的なものですが、大きく括ると「人間力」と表現できるものだと思います。
もちろん、それは一朝一夕で身につくものではなく、一つひとつの案件を誠実にこなす、その積み重ねによって形作られていくものです。このような「人間力」を備えた人材が数多く在籍しているのも東洋船舶の強みだと思います。

「人間力」を磨くために蜷川さんが
心がけていることはありますか?

まず前提として、海運ビジネスでは売買船契約の際の交渉力、顧客へ契約内容を説明する際の説得力、他部署との連携を行う調整力など、必要とされるスキルは多岐にわたります。また船の構造や歴史、売買における世界のプレーヤー、政治情勢、為替などなど身につけるべき知識も膨大です。加えて日本の顧客と海外顧客を繋ぐ役割を担っているので、語学力も求められます。これらは「人間力」を発揮するうえでのベースとなるものです。そのうえで選ばれる人間、信頼される人間になるには、ウソをつかずごまかさず、つねに誠実に顧客と向き合うことが重要だと考えています。いくら英語力に秀でていても話す内容が空虚であれば相手の心に響きません。何をどのように伝えるかが大切なのです。その意味で英語力を磨くよりも、日本語の上達をめざす方がよほど大事です。

今後の目標、ビジョンをお聞かせください。

顧客と接している時間が好きなので、海外の顧客と日本の顧客を繋ぐ役割を担える海外店への出向に関心があります。2016年3月からの約2年半、シンガポールに駐在する機会を得て、とてもやりがいを感じました。営業職の現場を一通り体験した後には、各部署の支えとなれる海外店の担当になることを目標としています。また、これまでに携わったことがない、人事部門の仕事も経験してみたいですね。

1 DAY SCHEDULE

8:15
出社後メールチェック、社内会議出席、日本の顧客との電話、面談準備。
10:00
顧客2社を訪問。
12:00
昼食。事務所同ビル内で同僚と昼食。。
13:00
メールチェック、社内会議出席、顧客との電話。
16:00
在欧州顧客とのメール・電話応対。
18:30
退社。

OFF TIME

学生当時から音楽鑑賞、映画鑑賞が好きなので、オフには音楽を楽しんだり、Netflixで映画やドラマを見たりして過ごしています。日中は外出し、娘たちと一緒に街や公園を散歩しています。

キャリア入社社員インタビュー

三木 朋子

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運航二部

蜷川 秀博

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