TABLE TALK

キャリア入社社員対談

社員のポテンシャルを引き出す
組織力や制度、風土がある。
だから、世界から選ばれる。

海運ビジネスの魅力は何か。東洋船舶の強さはどこにあるのか。
職場の風土や企業文化とは。あまり知られていない海運ビジネスの実態を、
同時期にキャリア入社し、東洋船舶で活躍する2人に語ってもらいました。

PROFILE

村部 率

用船営業部
2016年10月入社
商学部卒業

前職

物流(海運)

2016年
入社。営業本部 不定期船部
2019年
三井物産株式会社 モビリティ第二本部 船舶営業部
2020年
営業本部 用船営業部

米澤 凌二

運航第二部
2017年3月入社
法学部卒業

前職

家具量販店(ロジスティクス)

2017年
入社。運航本部 運航第一部
2020年
運航本部 運航第二部

Table Talk #01

未経験者誰もが
安心できる、指導体制。

村部 私は前職で物流を担う三井物産グループ会社で鉄鋼製品の海上輸送と不定期船事業に携わっていたので、そこで初めて海運に触れました。海運の魅力は世界中の人々を相手にビジネスを展開できること。年間何十社もの人々と商談を決めるというのは商社でもなかなか経験できません。海運は世界の物流の90%を占めていてビジネスのスケールも大きい。私はそこに魅力を感じて転籍したのですが、一般の人には海運って馴染みがなく、非常にわかりにくい業界だと思います。米澤さんはどうしてこの世界に飛び込もうと思ったんですか?

米澤 私は前職の大手家具企業でトレイニーとして物流の現場で働く機会があり、そこでロジスティクスに興味を持ちました。また学生時代から世界の人々を相手にスケールの大きな仕事をしたいという気持ちもあって、その二つが実現できる東洋船舶に転職しました。でも、海運ビジネスの仕組みを理解したのも、その面白さに気づいたのも、やはり実際に仕事をしてからですね。

村部 東洋船舶では、他業界から転職してくる人がほとんどなので、充実した研修が用意されていますよね。私の場合は、業界経験者ということもあり、研修はあまり受けていないのですが、具体的にはどのような内容なんですか?

米澤 最初に1カ月ほどの座学中心の研修を受けました。船舶の種類や構造に始まり、港湾や海運業界のプレイヤー、契約書に関する知識など、基礎的な研修を受けた後は、マンツーマンリーダーについて1年ほどOJTで指導してもらいました。その他訪船や外部機関(三井物産提供のものを含む)での研修なども実施しています。覚えるべきことは多いですが、指導体制がしっかりしているので未経験者でも心配はいりません。志があり転職を決めた人であれば、誰もが安心できる研修体制が整っていると思います。

Table Talk #02

凝縮された
海運ビジネスのエッセンス

村部入社してギャップを感じたことはありますか?

米澤私が所属する運航本部は、船舶の持ち主である船主様と、船舶を借りて荷物を運ぶ用船者様との間に立って、契約書通り円滑に船舶が運航できるようサポートする部署です。物流を滞りなく進めるという点では、前職で経験した物流管理と共通しているんですよ。ただ、スケールが全く違います。サポートする船舶は世界中に広がっていますし、日々、さまざまな事象が発生します。トラブル発生時には船主と用船者様双方と交渉を行いますが、時には契約書を超えて文化の異なる相手の理解を得る必要もありますから。

村部契約書って数十ページにわたって英語で細かく規定されているけど、それでも契約書にない事象が多く発生しますからね。それくらい何が起きるかわからないのが海運の世界。運航本部の業務は海運ビジネスのスケールや特徴を知るにはもってこいかもしれないですね。

米澤そうですね。私も最近ようやく海運ビジネスの全体像が何となく掴めてきました。それでもまだ知らないことも多く、実は村部さんがやっていることもよくわからなかったりします(笑)。

村部用船仲介のほかに担当している新規事業のこと? 近年用船料を市況に連動させた変動契約にするケースが増加しているんですが、新規事業では、そのボラティリティ(価格変動)リスクをヘッジするスキームを三井物産と組んで提供しているんですよ。こうした新規事業も含め、東洋船舶は三井物産と連携してビジネスを展開していることもあって、海運業界のなかでもビジネス領域が広く、商社機能も発揮していると思ってます。私も入社するまでは同業他社と大きな違いはないと思っていたんですが、他社には真似できないサービスを展開出来るなど、世界のお客様に対する刺さり込み、圧倒的な知名度など、いい意味で大きなギャップを感じましたね。

米澤新造船の建造から船舶用機器の提供、さらに運航サポート、中古船売買までをワンストップでお客様に提供できる。加えてファイナンスをからめたサービスまで展開するブローカーはきわめて珍しいですね。

村部東洋船舶の特色ですよね。規模の大きい運航隻数から得られる知見や経験というのは他社にはない大きな強みとなっており、これをサービスに落とし込んで差別化を図っている。わずか158名の企業だけど、ここには海運ビジネスのエッセンスが凝縮されていると感じます。

Table Talk #03

部門を超えた連携で
総合力を発揮

米澤 東洋船舶の特色、という話で言えば、人材の豊富さと部門を超えた連携体制も大きな強みだと思います。たとえば用船契約期間中に発生したトラブルで、私一人ではどうにもならないときは、経験豊かなシニアアドバイザー陣や、実際に船員として活躍されたこともある海工務部、造船所で設計をされていた造船技術部の方々がすぐに相談に乗ってくれます。運航業務では契約書上解釈が分かれるような案件の発生は日常茶飯事で、それに対してどうアプローチすべきか具体的な事例をもとにサポートしてくれるんです。また、用船営業部や中古船営業部、海外支店といった他部署と連携して、多面的なアプローチを試みることも珍しくありません。

村部それはもう企業文化でしょうね。自分一人では解決できないことも、社内のスペシャリストに力を借りれば問題を解決できるし、より高い価値をお客様に提供することができる。先の新規事業も金融に詳しいプロジェクトマネジメントチームもサポートしてくれる。それがわかっているから、組織も非常にフラット。上司はもちろん、本部長クラス、社長にも気軽に相談できる環境が整ってますよね。

米澤みんな気軽に知恵と力を貸してくれます。

村部社長も、「大事なお客さんが来社しますので一言挨拶をお願いします」と頼めば「わかった」とすぐに腰を上げてくれる。

米澤全社的なバックアップというか、あらゆる知見とノウハウを繋ぎ合わせた総合力を、当たり前のように発揮している。やはりこれは大きな特色だと思います。

Table Talk #04

「人のビジネス」で
活躍できる人が育つ風土

村部ところで、グローバルビジネスは極めてビジネスライクな世界だと思われているけれど、海運に限っては「人のつながり」も非常に重視される。これも案外知られていないですよね。

米澤英米法に基づく英文契約書の解釈や運用というグローバルなビジネスですが、実は、浪花節的というか、人情の世界というか、実にウエットですね。

村部もちろん価格や品質も重要な要素ではあるけれど、それ以上に「この人と仕事をしたい」が優先されることが多いですよね。たとえば用船者様を探すとき、船主様から「できればあいつと仕事がしたい」と言われることも少なくない。そこで何十億、何百億ものビジネスが動く。船主からすると、ひとつの契約が5年10年単位で、30年40年の付き合いになる以上、互いに気持ちよく仕事をしたいという心情が働くのでしょうね。

米澤運航サポートも同様ですね。海の上で何十日も航海していれば一つや二つのトラブルが生じます。しかし、そのすべてが契約書で規定されているわけではない。必ず余白の部分があって、そこを埋めるように交渉を行うのが私たちの役割です。もちろんビジネスなので利害に関する対立が生じるわけですが、そこを何とか双方に納得させるのが人間力なんだと思います。「米澤の仕切りなら仕方ないな」と、契約書にない部分を納得してもらえると本当に達成感があります。

村部もちろん、そのためには実績が必要で、東洋船舶の社員は全社のサポートを背景に総合力を発揮し、最善のパフォーマンスを達成するためにつねにハードワークするカルチャーがありますよね。そうした部分が評価されるのが海運の世界。だからこそ東洋船舶は市場から選ばれている。

米澤東洋船舶は、それぞれの「色」が許容される会社だと思います。知識や経験などはもちろん重要ですが、最後はお客様とコミュニケーションが重要で、やり方は人それぞれです。ただし、共通項として必要なのは、やはりお客様ファースト。アプローチは違っても根底にあるのは何がお客様のためになるのか、という揺らぎなき信念です。

Table Talk #05

三井物産グループであることの
安心感と強み

村部三井物産との関係も東洋船舶を語る上では欠かせないですよね。東洋船舶は、三井物産の船舶海洋部から分離独立した船舶関連ビジネスの専門企業で、現在も三井物産と緊密に連携してビジネス展開しています。つねにチームを組んで動いているのだけれど、下請け企業かと言われるとそうではない。

米澤対等ですね。むしろ業務上はスペシャリストである私たちが主導権を握る場合が多いです。それでいて、三井物産グループの一員なので、企業規模に比して職場環境や制度が整っている。

村部専門性を駆使して主体的にビジネスを動かせる少数精鋭な組織である一方で、コンプライアンスも機能し、人材支援制度、社風、ルール、オフィス、労働環境、すべてが充実している。こうした企業は稀有な存在だと思います。タフでハードな場面も少なくない海運ビジネスに携わる私たちが、常に楽しんで仕事に向き合えているのも、業界の魅力だけではなく、安心して働ける環境があるからだと思います。